管理画面を開いて最初にに目にするダッシュボードの画面にある「クイックドラフト」
大体の人が他の作業をしたいがために速攻でスルーしているような気がするのですが、これ、結構重要な機能なんです。
というのも、WordPressには、公開前にほかのログインしていないユーザーに見えない状態で記事を書き溜めておける、「下書き」という機能が存在しますが、大抵は当該記事の新規作成画面まで行って記事を書き始めるのが一般的なのでしょうが、いざ、書こう!…と思った時にそっくりそのままアイディアが抜け落ちてたりして、ああああ!なんだっけ!となってしまうことすごくあります。
思い立ったら書ける環境、それが、このクイックドラフトです。
クイックドラフトのタイトル、内容に書き込んで、「下書きとして保存」を押すと…
以下のような形で保存されます。
下書きですので「公開」を押さない限りは公開されることもありませんし、気に入らなかったら削除も簡単です。
これは現在のGutenbergエディタというブロックエディタになる前のWordPressからあった機能なのですが、2018年のVer.5.0から正式にGutenbergエディタが標準となりましたので、Gutenbergでのやり方に合わせて書いてみましょう。
まずは先ほどの最新の下書き、に追加されたタイトルのリンクをクリックすると、ダイレクトに編集画面へ移動できます。
先ほど入れた内容の方は、文章左上に「クラシック」とついていますね。これはクラシックエディタを使っていた時の名残です。
このままでも文章として掲載される状態にはなりますが、少し物足りません。まずはブロックエディタの標準的な仕様に変換します。
エディタの「…」を縦にしたものを押すとその中に「ブロックへ変換」という項目がありますので、それを押しましょう。
そうすると、ブロックエディタ用の段落に変換されます。ですが、改行が段落として認識されていませんね。そんなときは、段落を分けたいところにカーソルをもっていって「改行」(スマホでもPCでも「↲」みたいなボタンありますよね?)すると…
段落を分けることができちゃうんです。しかも、その間に画像や動画など別のコンテンツを挟むことも思いのまま。
こうやって画像を選択して
アップロードやメディアライブラリから選ぶことで挟みこむことに成功。
そこで気になるのが、実際にどのように表示されるか、ってことですよね?これはまだあくまでもエディタ画面での見た目ですし。そんな時は右上の「プレビュー」を押してください。すると…
こんな感じで実際にページに掲載された時の見た目を確認できます。
その左側にある「下書きとして保存」を押せば公開することなく見た目や文章を変えながら保存をすることもできるんです。ミスがなくなるまで「公開する」を押さなければこっちのもんですね。誤植はここで直しましょう。
他の下書きも直したいな、というときはどうすればいいか、というとこれも簡単です。「下書きとして保存」を押して、一度「投稿一覧」に飛ぶと、画面の上に…
公開済みの投稿、下書き状態の投稿、ゴミ箱に入れた投稿を振り分けるリンクがあります。「すべて」で見てしまうと、下書きが埋もれがちですが、こうやって下書きだけに振り分ければ「どこいった~!」というのは少なくともなくなりますね。
地味かもしれないけど、とても便利な機能だと思いませんか?しかもとても簡単にできちゃうんです。
下書きのアイディアがあったおかげで追記、変更する量はグッと減ると思います。クイックドラフトで下地を作っておけば、記事を書くのがちょっと?大幅に?楽になりますので、ぜひぜひ思い立ったらダッシュボードのクイックドラフトに思いつくまま書き込んでくださいね!