なぜか惹かれてしまう色。誘目性とは?

北国もだいぶ今年は春が早く訪れていて、特に2月後半からはほとんど雪がありませんでしたね。すでに梅やフクジュソウが咲いていてここ数日は春本番のような陽気となっています。

さて、そうすると周りの景色は様々な彩りが増えてきますが、その中でも意識しないでも目を引く色があります。まずはアイキャッチにも使っているこの図柄を見てみましょう。

ぼんやりと図を見てください。

この模様はillustratorに入っている模様を、なるべく彩度が低いものに加工したもので、そこに、4色で字をのせたのですが、わかりますでしょうか?

黄色はぼんやり見てても目に飛び込んでくるはずです。

たとえば秋のきのこシーズン。森の中でひときわ目立つ真っ赤なきのこがあったとしましょう。あきらかにこいつは危ないな、と感じるかと思います。

ドライブしていても、菜の花畑、ひまわり畑、チューリップ畑はすぐに目につくでしょう。

このように注意しなくても目を引く色は誘目性が高い色と言えるでしょう。

身近なところでも使われている?誘目性

スーパーの広告や売り場に行くとこんな感じの表記を目にしますね。

お買い得!で引きつけて、なんだ本日限りか、で一歩引かせて値段でとどめを刺す三段構え。

だいたいのセール品についているポップの色はやはり黄色と赤であることが多いですよね。意識せずにお店に行ってもついつい目が行ってしまう色合いです。意識しないでもこの2色が特に注意をひきつけやすい色合いであるということが無意識のレベルで浸透しているからよく見かけるし、作られるんだな、と思いました。

この2色に限って言えば、雑多な色合いが混ざっている郊外のロードサイド店の通りでも目を引きますので、よく駐車場入り口を示す看板に使われてたりもしますね。そうすれば運転に意識を集中していても、駐車場へ意識を向けやすいから、ということで使われているんだと思います。

以上、誘目性についての備忘録でした。

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