用語集

このページでは他ページの文章中にある用語を少しだけくわしく解説します。

WEB

WordPress

2019年現在、世界にあるホームページの約3割が導入しているCMS(コンテンツマネジメントシステム)ではトップシェアを誇るシステム。基本的にPHPとデータベース(MySQL、MariaDB)を組み合わせて作成されています。

特徴としては、ホームページのお知らせなど、日々更新が必要なものをブログのように更新できること(投稿が必要なページ)、固定ページ(会社概要など、あまり内容を書き換えない、なおかつメニューから選べるページ)などを自分で書き換えたりできます。また、ユーザーの管理機能もついており複数ユーザーでのホームページ管理ができることはもちろん、WordPress5.0以降から導入された「ブロックデザイン」で画像や動画を自分で入れることがさらに容易になった、日々セキュリティや動作の更新が世界中で行われ反映されていくなどその時代時代にあった変化を日々続けているCMSでもあります。

また、公開されているか自作したプラグインテーマなどで、より複雑な運用も可能になっており、それによってはECサイトを作る、お店の商品一覧ページを作る、建築会社の施工例を作る、SNSと連携するetc..自由度の高いホームページ作りが可能です。

テーマ

サイトの見た目や動作のデザインを一度に変更することのできる機能。PHPJavaScriptCSSなどの様々なプログラム言語と、画像ファイルなどで構成されています。

知識があれば一からの自作もできますし、世界中のユーザーがたくさんの数えきれないテーマを作り出していますのでそれを利用することもできます。

WordPressの公式にアップされているものにはバージョンが振られ、日々アップデートもされています。

また、既存のテーマを利用して、自分だけのデザインを一部採用する「子テーマ」という機能も存在します。テーマのアップデートに左右されずに自分なりのデザインを適用できるため重宝されている仕組みです。

プラグイン

サイトに新しい機能を追加する際に組み込むことができるもので、PHPJavascript等のプログラム言語で組み合わされています。

テーマ同様知識があれば自作もでき、世界中のユーザーがホームページ管理を便利に、自由度を高くするためのプラグインを作っていますのでそれを利用することもできます。

~を表示するだけ、といった簡単なものからSNS連携を行う、ECサイトを構築する、セキュリティを管理するなどといった複雑なものまで、多岐にわたっています。

PHP

サーバーサイド(ホームページを入れているサーバー側)で動くプログラム。サーバー側の機能で動くためブラウザによる制約を受けづらい、ホームページを構成する基礎言語のHTMLが基本になっているためホームページに組み込みやすい、データベースと組み合わせることができるので、数値などの変更を動的に行えるなど汎用性が高いのが売りです。

また、学習者にとっても同じサーバーサイドのCGIなどに比べて直感的で覚えやすい言語となっています。

Javascript

クライアントサイド(ホームページを見ている側)で動くプログラム。サーバーに負担をかけない、オフラインでも動作確認できる一方、ブラウザによって対応状況がまちまちなものがある、セキュリティの穴が多いなどの欠点もあります。

ただ、セキュリティや対応状況に関しては、比較的新しいブラウザでは日々アップデートを重ねているものが多いため改善が早いという利点もあります。

データベース

その名の通り、データを保存している箱のようなものです。

基本的にはキーとそれに対応する値で構成され、例えば

No.都道府県 市区町村人口 
1 山形県山形市249,327 
2 宮城県仙台市青葉区 311,261 
3 福島県福島市 286,742 

一番上の行がキー、その下以降の行が値となります。

No.を昇順で並び替える(ソート)や値を絞り込む、比較するなどの条件を付与するなどを他のプログラム(PHPなど)で行いやすくすることができます。

近年話題になっているビッグデータはこれをさらにキーを細かく、規模を大きく収集したもので、さらに複雑な分析を行ってデータ利用を行っているものとなっています。

また、閲覧に使うブラウザにもデータを保存する仕組み(Cookieやwebstorage)が備わっていて、それはローカルで使える小さいデータベースのようなもの、とも言えます。

CSS

カスケードスタイルシート、の略。ホームページの見た目を左右するプログラム言語で、見出しはこの色、この大きさ、本文は~などとホームページに表示されるもののデザインを一括でまとめているプログラムです。

レスポンシブデザイン

以前はスマートフォン版のホームページを表示する際には、パソコン版と違うURLを作り、スマートフォンでアクセスするとそこに飛ばす、という仕組みが主流だったこともありましたが、そうすると、パソコンとスマートフォンで表示する内容が変わってしまう、アクセスが同じ内容でも分かれてしまうなどの弊害が発生していました。

そこで、CSSを利用して、画面幅や画面の向きなどの条件を付けて、表示や配置の方法を変更するものの、表示される内容やアクセスするURLを変えることなく、パソコン、タブレット、スマートフォンとどの端末でも共通のページで、その端末に最適化されたページを表示する方法として考え出されました。

Googleアナリティクス

Googleが無償で提供する高機能のアクセス解析です。

アクセスされたページの傾向や年齢層、アクセスが集中した時間帯や地域などかなり細かいデータを拾うことができます。

そのデータは同社の検索エンジンの最適化にも活用されているようです。