ともクリエイツ

単騎で乗り込んできたよ!Adobe MAX JAPAN 2017「初」参加レポート

首都圏から帰ってきたら寒っ、となっている管理人Tomoです。
「たった300kmぐらい北上しただけでも気候が違うのが日本」というのを実感しまくっているところです。

さてさて、2日間首都圏に行った目的は半分は買い物ですが、もう半分はパシフィコ横浜で開かれた「Adobe MAX JAPAN 2017」への参加のためでした。山形からみなとみらいまではおよそ3時間15分で到着。考えうる交通の手段で最速のものを使うと、山形って実はこんなに近いんですよ!(東京までは2時間半ぐらい)

予備知識もほぼ入れないままの初参加。受付の列の長さに圧倒されつつ「ああ、首都圏だとやっぱこれだけのユーザーがいるんだな」と納得しながら。最初のキーノートの会場へ流されるまま…。

キーノートで続々発表される新しいCleative Cloudのあれこれ

「キーノート」というのは新しい機能やらなんやらを発表する場所、ってことなんですね。(無知)
Creative Cloudは11月中旬にアップデートが行われ、新しい機能やらアプリケーションの追加やらが行われていたのは承知していました。Illustratorに便利なパネルが追加されたことや、Photoshopのパスが見づらいので、見栄えを変える機能が追加されたこと、他「Premiere」「AfterEffect」等の新機能や、晴れて正式版としてデビューしたプロトタイプ作成ソフト「XD」、3Dグラフィックソフト「Dimension」の紹介がAdobeの皆様から行われました。
もうこの時点で、クリエイティブを刺激されまくってました。なんせ開発者が直に発表されてるんですから。
Dimension入れたくてCPU取り替えちゃったぐらいですよ。

かわいくてあやしい(?)Adobe発の新フォント「貂明朝」発表

そんなキーノートの中で新しいフォントが発表されました。今日から使えます!って、え、めちゃタイムリー…これがCleative Cloudのいいところなんですよねぇ…。
Cleative Cloudを使っている人ならよく知っている「Typekit」。2年前にはフォントベンダーの大手「モリサワ」が対応したことで話題にもなったTypekitに新しいフォントが追加されたとのことなので、早速使って見ました。

なにこのただ羅列しただけで絵になるフォント…。
これが新しいフォント「貂明朝」(てんみんちょう)です。大きな特徴としては漢字を多めに用いてもなぜか文章が堅くならず安心感があるといったところ。カドやハネがしっかり取られつつも丸みを帯びているからでしょうか?Adobe曰く「かわいくてあやしい」フォントだそうです。見出しだけではなく、本文に用いても柔らかい印象になるので、肩の力を抜いてもらうのにはもってこいのフォントだと思いました。Typekitの日本語対応フォントですが、他にも気づかないうちにすごい増えていました。フォント一つでデザインの印象は大きく変えられますからね。ありがたいことです。

参加ベンダー等はこちらから https://typekit.com/

「マインドフルネス」トレーニング

キーノートセッションが割と時間を押してしまった&受付完了してなかったので途中からになってしまったのですが、「あのSteve Jobsが実践していた!世界中のクリエイターが注目する「マインドフルネス」トレーニング(講師:AKI 氏)」を聞いてきました。
ジョブス氏といえば、はいあのアップルの方ですね。
クリエイター職というのはだいたい忙しくて、ストレスフルな職業でもありますので、こういった心のトレーニングでいつでも万全な状態を作り出す、というのも重要だ、という考えのもと足を運びました。心にモヤモヤがあったらいいものが生まれるとは思えませんからね。さらにマインドフルネストレーニングは呼吸だけではなく、イーティング(食事)、リスニング(会話)でも行えるとのこと。心が満たされた状態で仕事をすれば、成果も上がりそうですよね。

注目の情報が満載!BREAK OUT SESSION

途中食べたものが「富士宮焼きそば」とマインドフルネスのランチセッションでもらった水だけになるというぐらい濃い内容のブレークアウトセッション4本立てを味わいました。もちろん、マインドフルに焼きそばを味わいました。モチモチで美味しかったですよ!

PSDカンプからBootstrapページを世界最速コーディング

勉強しなきゃしなきゃと思っていたBootstrapについての情報も一挙に学べるな!一石二鳥!と思って最初に選んだのが「Dreamweaver最新ワークフロー!PSDカンプからBootstrapページを世界最速コーディング(講師:森 和恵 氏/r360studio)」です。まあ、Bootstrapの情報は基本のキぐらいでしたが、Dreamweaver自体がBootstrapに対応していることと、ライブビュー+DOMパネルでここまで弄れるのか!と感心していました。意外と知らない使い方がいっぱいあったんですねぇ…。TomoはWordPressのテーマも組んだりしますが、割と1から作っていました。このワークフローなら5倍ぐらいのスピードでテーマを量産できるんじゃね?という感じで「作りたい」という気持ちをバリバリに刺激されてまいりました。

あと、残りのBootstrapの知識は…追い追い身につけていくことにします…。

Flexboxを使いこなしてらくらくレイアウト

続けてもういっちょDreamweaverのセッションです。実は先ほどのセッションは2階、こちらは1階です。パシフィコ横浜は日本屈指の展示場ということもあってすごく広いです。いい運動になりますね(汗)
2つ目に選んだのは「Dreamweaverでものにする最新CSSデザイン - Flexboxを使いこなしてらくらくレイアウト(講師:生明 義秀 氏/AZM Design)」です。兼ねてから気になっていて、割と自習もしていて、Can I Use を紹介した記事の題材にも使ったFlexboxですが、やはり自習だけでは限界があるということで聞いてきました。

90年代後半のテーブルレイアウト、2000年代のフロートレイアウト(clearfixとかも)と、その時代時代のWebが苦闘してきたレイアウトの流れを振り返りつつ、生明先生のフレキシブルなダイエット話を聞きつつ…(自分も1年で13キロ減量した経験があるので頷きながら…)ようやく登場したレイアウトの真打ちflexboxについて、Dreamweaverのライブビューを交えながら主要プロパティ1つ1つの効果を解説。設定するプロパティはかなり多いものの、様々なレイアウトに柔軟に対応できる懐の深さを再確認できたところです。そして、やっとfloatプロパティが本来の回り込み用途に戻せそうなので、安心できました。

DreamweaverとFlexboxの相性の良さも再確認できましたが、現時点で心残りなのが、CSSプリプロセッサ(SASS、LESS等のコンパイル)に対応はしているものの、コンパイルしてからでないとCSSデザイナーパネルで確認できないという点とFlexbox自体がCSSデザイナーパネルで確認できない点。前者はまあ別窓でHTMLをライブビューで見ればいいんだから、しょうがないかなと思いつつも後者について、Flexboxはとかくプロパティが多いので早く対応してほしいなという思いです。
私感ですがTomoはSASSの@mixinと相性がいいんじゃないかな?と考えています。@mixinならプロパティを一挙に設定できますからね。それでもやはり、CSSデザイナーパネルで効果を視覚的に確認できてない点はなかなかしんどいものがあります。Dreamweaver開発チームのみなさま、頑張ってください。(それしか言えません。)

Dreamweaverで今日からできるバージョン管理

はい、3連続Dreamweaverです。そしてまた1階から2階へと大移動。
3本目は「Web制作にもGitが便利 – Dreamweaverで今日からできるバージョン管理(講師:たにぐち まこと 氏/H2O space)」です。

GitHubについては、よくlightboxとかのプラグインをダウンロードしてくるときに見ていたのでよく名前を聞いてはいたのですが、Dreamweaver CC 2017で対応したGitについてはもやっとしか知らなかったので、これまたGitについて知るチャンス。一石二鳥だな、と思って聞いてきました。
バージョン管理についてはDreamweaver自体もチェックインアウト機能やSubversionといった機能を搭載はしてきたものの、制約が多かったりしたのも事実。自分もほぼ使っていませんでした。が、ここにきてエンジニア御用達のGitが対応(まだまだ本格的ではないものの)したということで、ここも基本のキから勉強してきました。色々な横文字も覚えてきましたよ。(コミット、リポジトリ、ワークツリー、インデックス、ブランチ…etc)

チーム制作でその実力を発揮するGitですがデスクトップとノートPCといった感じで1人で複数台環境を用いている人でも便利に使えるとのこと。もっと勉強したいと感じました。

最後もコーディング系?と見せかけて、Illustrator & PhotoshopのCreative Cloud神ワザ集

はい、Photoshopについては12年近く使っているのに、まだまだ認識不足の機能が色々ありましたよ。
というわけで、ブレークアウトセッションのラストは「もっと楽するweb制作!Illustrator & PhotoshopのCreative Cloud神ワザ集(講師:北村 崇 氏/TIMING DESIGN)」を聞いてきました。キーノートを行った大きなCホールですね。またまた25mの大画面です!

カンプ等のレイアウトを作るときPhotoshopとIllustratorどっち使いますか?でTomoは両方手をあげましたが、2:8ぐらいの割合でイラレの方を使います。(少数派でしたね…)

どちらもCS2時代から使っているPhotoshopとIllustratorですが、いかに機能追加の情報に無頓着だったのかがわかるぐらいに新しい機能が超絶増えてました。CS時代と違ってCCではリアルタイムにアップデートを受け取り続けられるので、もっとリリースノートに目を光らせて新しい機能を吸収するべきだな、と再認識しました。

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